こんにちは。

最近話題になり利用者も急増している退職代行サービスですが、結構賛否両論ありますよね。

確かに

『会社やめるときくらい自分で言えよ。』

っていう意見もわからなくも無いのですし、もっともな意見です。

でも『それが出来れば苦労しないよ-』という人は多くいますし、世の中を色々見ていくとそうとばかりは言えないな-というのが僕の印象ですね。

退職代行サービスは外注しているだけ

退職代行 外注

例えば僕たちは料理をするのが大変だったり、今日は疲れているからっていうことで外食したり出前をお願いすることありますよね。

会社でも自社でやるよりも効率が良かったり、安いから外注を頼みます。

例えば僕が以前働いていた会社ではテレアポでのアポ取りという、営業活動でもかなり重要な仕事を全て外注していました。

それに対して健康が大事なんだから毎日自分で料理しろとか、自社で全ての業務をしないのは手抜きだ。全部自社でやれ。とは言わないですよね。

このように個人や会社が外注するということは自分たちが苦手なことを、得意な人にお願いして、労力をかけるべきところに労力をかけているだけだということです。

これは退職代行サービスも同じなんですね。

言いづらいことを言うことが不得意な人が、言うことが得意な人にお願いして、自分は最も労力をかけるべき転職活動に労力をかけているだけだということですね。

退職代行サービスを利用する人がどんな大事なことでも直接言えない人だということではなくて、会社のことで精神的に消耗している状態で、そのタイミングでは退社の意思を自分で会社に伝えることが難しい状況に陥っているということです。

そこにそんなにおかしいと感じますか?

会社に失礼という意見は明らかに間違い

あとは、今までお世話になった会社に対してそんな対応出来るのか?という意見がありますが、それは間違いですね。

会社はメリットがあるから社員を雇って、給料を払ってもしっかり利益が出ることを計算して給料を払っているわけです。

労働者も自分の労力を提供して、その対価が必要なので会社で働きます。

これは双方にメリットがあることで、本来は対等な立場なんですよ。

一方的にお世話になっているわけではありません。

  • 会社は労働力が必要だから妥当な金額を払う。
  • 労働者はお金が必要だから労働力を提供する。

というだけです。

なので退職代行サービスを使って、直接退職の意思を伝えないのはお世話になった会社に対して失礼だという論調は明らかに間違いです。

会社は直接言っている?

でも会社と社員が対等なのであれば、 会社があなたをクビにする場合は直接言うわけなので、 あなたも会社に直接言うのが筋でしょ。

という意見もあるかもしれないですがそれも違いますね。

それなりの大きさの会社でいうと、社員のクビを直接社長がいうということは少ないです。

大体は直属の上司や人事部の人が社員に伝えていることが多いですよね。

それは会社の代表者が、自分の言いづらいことを部下に代わりに外注してやらせているのと同じことです。

会社にお願いしているわけではないので、外注というわけではないけど、結局他人に伝えることをお願いして、自分は嫌な思いをしないですよね。

社員側で言うと自分の代わりに責任者に退職する意思を伝えてくれる部署が無いので、外部の業者にお願いするというだけですね。

それがそれほどおかしいことだとは僕は思わないです。

退職代行サービスを使われた会社の本音

僕が以前働いていた会社はブラックまではいかないけど、結構スパルタな会社だったので、突然連絡が取れなくなりそのまま辞める社員が結構いました。

社員と連絡が取れなくなると現場はまず深刻な体調不良ではないのかとか、事故にあっていないかということを調べます。

そしてそうではないということがわかったらはじめてその社員の穴埋めをしていくことに取り掛かることになり、かなりの時間と労力を使うことになります。

僕も経験したことがありますが、正直辞めるなら辞めると伝えてほしいと思いましたし、実際かなりのロスが発生しています。

それであれば退職代行サービスの会社からの連絡でも、退職の意志を伝えてもらったほうがスムーズに穴埋めの作業に入れるので助かりますね。

もちろん辞める社員側も会社を辞めたいと考えているのに言い出せずに過ごす時間というのは本当に辛いだろうし、辞められるまで会社で過ごす時間はできるだけ減らしたいはずです。

退職代行サービスを使うことによって、会社側は社員の意思を素早く確認出来て素早く対策を打てるし、社員側は精神的な負担を最小限にしてやめることが出来るので実はWIN-WINなケースが多々あります。

退職代行サービスを使うことの是非

退職代行

例えば僕の場合は面と向かって辞めるというのが気まず過ぎてメールで退職を伝えたことがあります。

それでもそれが卑怯だとか非常識と言われることはありませんでしたし、そういった形でも会社に辞める意志を伝えて本当に良かったと思っています。

会社もメールでもしっかり伝えられることによって準備も出来て余計な労力を最小限に抑えられたと思います。

なのであなたが本当は辞めたいんだけど直接伝えることがどうしても出来ない。という場合は僕のようにメールで辞意を伝えて、伝えるときの精神的なハードルを下げたり、退職代行サービスのようなサービスを積極的に利用すべきだと思いますね。

それはたんに自分の不得意なことを他人に依頼する。という至極当然のことなので。

自分で会社に伝えることを問題なく出来るという場合は自分で伝えれば良いですが、気まずすぎるとか怖すぎるという理由で会社に退職の意思を伝えるのが難しいという場合は、世間の無責任な批判など気にせずに退職代行サービスを使うのがおすすめです。

退職代行サービスはどこを使えば良いのか?

退職代行サービス 使い分け

大きく言うと未払い給料や残業代の支払いの交渉など、会社との交渉が必要な場合は弁護士が対応する法律事務所、こういった交渉が必要ない場合は低コストな退職代行サービスを利用されることをお勧めします。

また、現状は多くの退職代行サービス会社がありますが安心してお願いできる会社は少ないです。

あなたの状況に合わせてベストな退職代行サービスを選ぶための方法を紹介していますので是非見てみてください。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

⇒退職代行サービス非弁系と法律事務所 弁護士事務所系の違いは?